カネコメシスター（2019年生、母キャンドルアイス）

カネコメシスター（2019年6月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+姉妹。所有していた馬の名前」。毛色は栗毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したキャンドルアイスが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はラツキー牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、高岡義雄によって462万円で落札された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月23日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウコドマリに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月26日、中4週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

7月31日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のプリティインピンクに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

8月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

4歳（2023年）

1月5日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

8月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

11月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したミラクルにアタマ差届かず2着となった。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2024年）

2月4日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のプレイテシアに3馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

3月31日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの陽春ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

6月9日、中9週で迎えた16戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安芸ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

9月8日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの貴船ステークス（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。