クリノフラゴナール（2015年生、母クリノスペシャル）

クリノフラゴナール（2015年3月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時14歳）と交配したクリノスペシャルが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

7月15日、デビュー戦は服部寿希騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に終わった。

4歳（2019年）

4月18日、約9か月の休養明けで迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた3戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダズリングジュエルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月31日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエルモーソをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモツをハナ差振り切って断然人気に応えた。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダノンユニヴァースに2馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

5歳（2020年）

4月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

2020年4月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。