タイセイスマッシュ（2014年生、母エリモエクレール）

タイセイスマッシュ（2014年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋大当たり」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時17歳）と交配したエリモエクレールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって464.4万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（2017年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したノットオンリーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月20日、中6週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ランプルールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月3日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月15日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアグリツーリスモを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

4歳（2018年）

1月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月17日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。