ヒシタイカン（2020年生、母リュラ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、阿部雅英によって1億120万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスキルヴィングをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2023年）

4月29日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月3日、中4週で迎えた3戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの稲城特別（東京芝2400m 晴/不良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

10月21日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4歳（2024年）

1月20日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、6着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセイウンパシュートに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

8月17日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。