サンマリリン（1985年生、母ジエイドダンサー）

サンマリリン（1985年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラヴオー（当時16歳）と交配したジエイドダンサーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）幌別牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の一般C4-5。

経歴

デビュー前

田中良平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

9月10日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月23日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた5戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

4歳（1989年）

2月4日、中8週で迎えた6戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月11日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で合谷喜壮騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

2月18日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で合谷喜壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったダイタクスピリットに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4月23日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（新潟ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月19日、約7か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた14戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

5歳（1990年）

3月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、宮路洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮路洋一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月22日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮路洋一騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングスチールから1馬身差の2着となった。

4月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C5-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮路洋一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったウメノチャンプから3/4馬身差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮路洋一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた20戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮路洋一騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた21戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮路洋一騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のカシワクラスターに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月30日、中3週で迎えた22戦目は、一般C5-1（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮路洋一騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宮路洋一騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマンノキングに半馬身の差をつけて優勝

8月12日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた24戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮路洋一騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた25戦目は、コスモス特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮路洋一騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた26戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で宮路洋一騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた27戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宮路洋一騎手（12戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で宮路洋一騎手（13戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた29戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で宮路洋一騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1991年）

1月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で宮路洋一騎手（15戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は17戦連続で宮路洋一騎手（16戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月29日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で宮路洋一騎手（17戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。