フラッグキャリア（2007年生、母シグナチュアフラッグ）

フラッグキャリア（2007年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時8歳）と交配したシグナチュアフラッグが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方10戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のサファイアフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2010年）

4月16日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は527kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラビットヒルズに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月21日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマクロディアナに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したレオカミカゼを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシャイニーハリアーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4歳（2011年）

8月22日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルオールを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月20日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のプリティーサンタを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

10月27日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。