カシノジェーン（2014年生、母デンコウブルー）

カシノジェーン（2014年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時20歳）と交配したデンコウブルーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地2戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上C2 19。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって162万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月27日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のノカイドウ特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3歳（2017年）

2月5日、中7週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のノモをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

8月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたカシノレビン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月12日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月30日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月9日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田順治騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田順治騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田順治騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田順治騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のヒートアイズを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。