アドマイヤロッキー（2000年生、母アドマイヤラピス）

アドマイヤロッキー（2000年3月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ロッキー山脈」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時8歳）と交配したアドマイヤラピスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2004年のタケシバオーメモリアル(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキュアノスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、シェリールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブラストサンデーに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

12月14日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のタケシバオーメモリアル（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオレハマッテルゼに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

5歳（2005年）

1月8日、約10か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月24日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

6歳（2006年）

5月6日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた13戦目は、かきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

8月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、エクセレント（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月18日、中9週で迎えた16戦目は、駒ヶ岳賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた17戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7歳（2007年）

3月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた20戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月30日、中7週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた22戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた23戦目は、エクセレント（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月1日、中6週で馬体重を前走から27kg戻して迎えた24戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。