バンダムラディウス（2008年生、母ミラクルケープ）

バンダムラディウス（2008年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋光線（ラテン語）」。毛色は栃栗毛。種牡馬のデュランダル（当時9歳）と交配したミラクルケープが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

5月15日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメジロダイボサツをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

6月18日、中1週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のウインシュールマンに2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

4月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったスカイディグニティに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月29日、中3週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月4日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルメダリストを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

11月18日、中1週で迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったグレートマーシャルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2013年）

2月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月13日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。