クリノカリビアン（2016年生、母クリノスレンダー）

クリノカリビアン（2016年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋カリブ海より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時18歳）と交配したクリノスレンダーが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は上井農場。主な勝ち鞍は2020年の一般C15。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月21日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は430kg。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

11月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた7戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

5月4日、中5週で迎えた8戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月22日、中6週で迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は山田敬士騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの古作特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

10月31日、中6週で迎えた14戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた16戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、河内一秀記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた18戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、スノードロップ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた20戦目は、花柚子賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のビームフラッシュに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月18日、中1週で迎えた21戦目は、盆梅特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森島貴之騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森島貴之騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて、最後は2着のランスフォードをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

4月6日、中2週で迎えた24戦目は、桜並木賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森島貴之騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた25戦目は、一般C12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森島貴之騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、ファンです★笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で森島貴之騎手（10戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月9日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた27戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、ネジバナ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた28戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、三石蓬莱山賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた29戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、エゾムラサキ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた30戦目は、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた31戦目は、羊のまち士別特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた32戦目は、北海道OFF STYLE特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた33戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、トレニア特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた34戦目は、芙蓉特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、北海道えぞまつ特別2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた36戦目は、御声援に感謝!20回JBC賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。