タイセイファルクス（2021年生、母エーシンヘラ）

タイセイファルクス（2021年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+古代ローマの刀剣の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時16歳）と交配したエーシンヘラが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元道牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、元道牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって1,375万円で落札された。

小林真也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月7日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3歳（2024年）

1月7日、中8週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

3月21日、中8週で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の関ヶ原宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

4月27日、中4週で迎えた7戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリノロマンスに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C2一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のフラワーカンパニーに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のいわてくじ山形村短角牛賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフィクストスターに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のタイトルホルダー特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳B2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B1二（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、ポルックス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で高松亮騎手（7戦3勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高松亮騎手（8戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高松亮騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で高松亮騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で高松亮騎手（11戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。