キッショウ（2019年生、母ルージュノアール）

キッショウ（2019年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「吉祥」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したルージュノアールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月26日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、逃げるデュガを差し切れず、4馬身差の2着となった。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

12月28日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のオースミメッシーナに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウヒヅクリをクビ差だけ差し切って制した。

9月25日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 雨/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で今村聖奈騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

1月28日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2023年）

2月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月12日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5歳（2024年）

6月1日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

7月13日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年7月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。