ドミネーター（2007年生、母ディクシースプラッシュ）

ドミネーター（2007年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「支配者」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時14歳）と交配したディクシースプラッシュが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月3日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月27日、中9週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3歳（2010年）

1月24日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、勝ったアクアブルーフライにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスズノブレイヴに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトロワプレジールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルタイクーンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2012年）

8月19日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。