ハンサムユース（1985年生、母ソノカゼノヨン）

ハンサムユース（1985年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のエイランセンプー（当時10歳）と交配したソノカゼノヨンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は篠木弘。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

二本柳一馬厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

10月25日、デビュー戦は成島正規騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は426kg。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンコールナイスに6馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3歳（1988年）

1月6日、中3週で迎えた5戦目は、平目孝志騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/不良）に55kgの斤量を背負って出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 曇/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で平目孝志騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で平目孝志騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったケイアイパワーにねじ伏せられてアタマ差の2着となった。

2月20日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で平目孝志騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケイアイパワーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1400m 曇/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で平目孝志騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベルマーチアルファをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

3月19日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（東京ダート1600m 晴/不良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で平目孝志騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイナリテンザンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブステークス（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で平目孝志騎手（6戦2勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上オープン（新潟芝1600m 外回り晴/重）に55kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で平目孝志騎手（7戦2勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、札幌アラブステークス（札幌ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は平目孝志騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、アラ系4歳以上オープン（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平目孝志騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で平目孝志騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（1989年）

1月13日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、銀杯（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平目孝志騎手（11戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平目孝志騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず最後はチャンピオンミナミと並んで4着同着となった。

3月4日、中2週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平目孝志騎手（13戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた22戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上700万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は平目孝志騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

4月30日、連闘で迎えた24戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平目孝志騎手（15戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた25戦目は、アラ系4歳以上オープン（東京ダート1600m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は横田雅博騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。