レントラー（2012年生、母ハートビートワルツ）

レントラー（2012年2月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ワルツの起源でもある３／４拍子の南ドイツの民族舞踊。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したハートビートワルツが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の茶臼山高原特別(500万下)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオールマイアイを上がり3位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

3歳（2015年）

1月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったバイガエシに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

1月31日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月28日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたタンタアレグリア決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったジャズファンクにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中1週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のクレストに1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

10月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月6日、中6週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2016年）

4月17日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月24日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

5歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた18戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月18日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の茶臼山高原特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のシャドウマリアをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

8月5日、中3週で迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

12月16日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月2日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7歳（2019年）

2月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフィールドセンスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月3日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた30戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月6日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた32戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの日進特別（中京ダート1800m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

11月24日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた34戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2019年12月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。