マルカサワヤカ（1998年生、母サワヤカプリンセス）

マルカサワヤカ（1998年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したサワヤカプリンセスが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地39戦5勝2着5回。2003年の小倉日経オープン(オープン)で3着に入った他、2003年の北九州短距離ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったカッサータに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月2日、連闘で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったワンダーバーサトルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のローカスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

4月22日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

6月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナゾを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では豪脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のラブイズウイナーに1馬身半の差をつけて優勝

8月18日、連闘で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（8戦2勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福永祐一騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

9月30日、中1週で迎えた14戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグロリアスサンデーをハナ差振り切って制した。

4歳（2002年）

4月28日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では全く伸びず17着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた16戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（10戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

6月22日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（11戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフィールドスパートをアタマ差振り切って4勝目を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（13戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったマンデームスメに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（14戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（15戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノトリンケットを3/4馬身振り切って5勝目を掴み取った。

5歳（2003年）

1月12日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（16戦3勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、最後はサイレントクルーズと並んで4着同着となった。

2月2日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（17戦3勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた27戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（18戦3勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた30戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月31日、中2週で迎えた31戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で迎えた32戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた33戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

11月2日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（19戦3勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6歳（2004年）

2月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた36戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月22日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラタイリンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

3月20日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（20戦3勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

3月28日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた39戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。