アイアムノココロ（2007年生、母コマーサント）

アイアムノココロ（2007年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋心」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したコマーサントが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

6歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、上水牧場によって588万円で落札された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月20日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のプールルメリットをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4歳（2011年）

3月6日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に終わった。

10月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

12月15日、中7週で迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ターコイズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドルフィンを豪脚で半馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

5歳（2012年）

2月5日、中6週で迎えた11戦目は、T.クウィリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、メトロポリタンマーチカップ（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた13戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、’12スパーキングナイトチャ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。15着に終わった。