スガノラッシュ（2013年生、母レーブドグランパ）

スガノラッシュ（2013年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時19歳）と交配したレーブドグランパが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方30戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2017年の久留里特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、菅原光博によって270万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3歳（2016年）

2月7日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月16日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月8日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた6戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリレミトに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラーティアに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月7日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の熊本地震被災地復興祈念3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のオッドアイに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の熊本地震被災地復興支援3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスカイエモーションに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のオッドアイに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月14日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の加賀友禅賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で畑中信司騎手（5戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグリーンマインに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4歳（2017年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイオードウを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて7勝目を手にした。

2月7日、中3週で迎えた16戦目は、久留里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のケイティービームに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月17日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルシチフクジンをクビ差振り切って優勝

6月2日、中3週で迎えた20戦目は、稲荷山特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、コパノリクエストにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月7日、中4週で迎えた21戦目は、夕凪特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月8日、中8週で迎えた22戦目は、大山詣り・日本遺産認定記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦4勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったジョーフリッカーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月25日、中6週で迎えた23戦目は、鉄道で楽しむ!ちばの旅賞（No.12）（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦4勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

11月10日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、牝馬限定戦の東京から一番近い村「清川」特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（10戦4勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた25戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた26戦目は、アクルックス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（11戦4勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5歳（2018年）

1月16日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（12戦4勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、ザ・ナゲッツハートビートナイター特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（13戦4勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月15日、中4週で迎えた29戦目は、薫風特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（14戦4勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた30戦目は、早苗月特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（15戦4勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

7月6日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた32戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定のハンデ戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（16戦4勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月8日、中1週で迎えた34戦目は、馬いぞ!八幡平バイオレット発売記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（17戦4勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた35戦目は、マジシャン南海子賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（18戦4勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。