フライングビーン（2006年生、母キタノツムジカゼ）

フライングビーン（2006年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「豆がはじけて勢いよく飛び出す様に」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したキタノツムジカゼが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月12日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月11日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

11月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3歳（2009年）

4月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったポルタノーヴァを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月17日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のワカギミに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

8月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月8日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

4歳（2010年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3月14日、中5週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。