スクルプトーリス（2020年生、母サッカーマム）

スクルプトーリス（2020年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ちょうこくしつ座γ星。本馬の誕生星より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時11歳）と交配したサッカーマムが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月22日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグリューナブリッツに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月18日、中7週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた4戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた6戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、3着に入り込んだ。

7月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったナリタローゼに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトリップトゥムーンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2024年）

2月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた10戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

6月8日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月30日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず最後はメイショウハボタンと並んで6着同着となった。