ペガサスジュニア（2011年生、母キャシーズラブ）

ペガサスジュニア（2011年3月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋息子。父のように強くあれと」。毛色は栗毛。種牡馬のFusaichi Pegasus（当時14歳）と交配したキャシーズラブが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、千代田牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、鶴見清によって1,575万円で落札された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月6日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセイウンクロスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラシアンカウボーイを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月12日、中7週で迎えた4戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3歳（2014年）

1月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のヒマラヤタカコをクビ差振り切って制した。

5月18日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

9月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の鳥屋野特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた13戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（12戦2勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

9月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

5歳（2016年）

2月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

6歳（2017年）

1月28日、中6週で迎えた21戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。