ホウオウマルゴー（2018年生、母ハヴユーゴーンアウェイ）

ホウオウマルゴー（2018年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+フランスの地名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したハヴユーゴーンアウェイが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹芳央によって1億4,040万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月14日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2021年）

4月11日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

8月22日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したララヴァンドにクビ差届かず2着となった。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に敗れた。

11月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワーイズオーバーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。