ペガサスフライト（2010年生、母タツオーラ）

ペガサスフライト（2010年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「天馬＋飛行」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスフライト（当時13歳）と交配したタツオーラが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）イースト・ファーム。戦績は、地方42戦4勝2着1回。2013年のビアガーデンオープン記念で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

玉井昇厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2013年）

5月10日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャッスルスネークに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

6月19日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスティサマンサに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳オープンのビアガーデンオープン記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエスケイリターンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のサザンクロス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のイブニングスターに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月4日、中1週で迎えた7戦目は、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、J-PLACE船橋10/6オープン記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

10月29日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、彩さい牛賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月6日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（11戦3勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月24日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、菜の花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（12戦3勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた16戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた17戦目は、はなみずき賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（13戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月6日、連闘で迎えた18戦目は、茂子お母さんいつもありがとう記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた19戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のトーセンキャロルをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月18日、中3週で迎えた20戦目は、一般B3三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、岩清水賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた22戦目は、楽天競馬でポイント還元賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、日暮特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた24戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

9月4日、中1週で迎えた25戦目は、初秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた26戦目は、仲秋特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた27戦目は、川崎中央ライオンズクラブ杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5歳（2015年）

2月12日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

3月4日、中2週で迎えた29戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月9日、連闘で迎えた30戦目は、アクアマリン賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた31戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた32戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、伊勢海老賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた33戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、金目鯛賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた34戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた35戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた36戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた37戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた38戦目は、星月夜特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた39戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、いて座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月15日、中2週で迎えた40戦目は、世田谷サギソウ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた41戦目は、伝統と歴史のまち谷中賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は早田功駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた42戦目は、花のまちこうのす賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田功駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。