エンジェルドンキ（2014年生、母トレノエンジェル）

エンジェルドンキ（2014年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋冠名。皆を幸せにする天使のような馬になるように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したトレノエンジェルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の一般C2六七八。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

4月8日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したグラドゥアーレを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

3月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ブルーメーアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドノーブルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。