バンビーナピノ（2004年生、母リトミコバンブー）

バンビーナピノ（2004年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女の子（伊）＋人名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したリトミコバンブーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

6歳のとき、バンブー牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、富川田中牧場によって210万円で落札された。

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

10月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムオペレッタをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月12日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3歳（2007年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた7戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた11戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャルマンレーヌを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月1日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムノブシオーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を手にした。

4歳（2008年）

11月22日、約15か月の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。