ヴェイロン（2008年生、母ヘヴンリーロマンス）

ヴェイロン（2008年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時7歳）と交配したヘヴンリーロマンスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月11日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンイグアスを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中8週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

3歳（2011年）

1月8日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月11日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4歳（2012年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したロケットダイヴにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ菖蒲月賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

9月15日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた14戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート2400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

12月8日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

5歳（2013年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

3月2日、連闘で迎えた18戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハシルヨミテテに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

4月20日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

6月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

7月13日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

9月14日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月27日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた23戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

6歳（2014年）

4月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月12日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。13着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。