ハイエンド（2019年生、母マザーズデイ）

High End

2019.04.17

ハイエンド（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高級品」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したマザーズデイが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月21日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り 晴/稍重）に出走。馬体重は520kg。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり17着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアトレイユを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンバラを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウホタルビに9馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシゲルバクハツに2馬身の差をつけて制した。

12月11日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの竹田城ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったウェルカムニュースにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のクロニクルを3/4馬身振り切って4勝目を手にした。

5月6日、中7週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、平城京ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

11月26日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月28日、中4週で迎えた14戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2024年1月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。