ペイシャブライティ（2019年生、母ブライティアピア）

ペイシャブライティ（2019年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名より」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時16歳）と交配したブライティアピアが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は川向高橋育成牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川向高橋育成牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西森功によって440万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月7日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったバイハリウッドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

3歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた4戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したアポロマジェスティに半馬身届かず2着となった。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したタガノミアを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた9戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴッドクインビーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したキャミを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

8月14日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月28日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグリントスターに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったパレフォーコンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

4歳（2023年）

1月4日、中4週で迎えた18戦目は、C1 4歳以上特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた19戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、ランタナ賞（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

2月27日、中4週で迎えた20戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、さえずり特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、雪解特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた22戦目は、岩倉特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた23戦目は、おひつじ座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオニジオオタニに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月17日、中4週で迎えた24戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、田原特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月31日、約5か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ベテルギウス特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、ピーコック特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた27戦目は、おおいぬ座特別（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2024年）

6月17日、約6か月の休み明けで迎えた28戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したアルベドを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

7月15日、中3週で迎えた29戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。