スピーニディローザ（2017年生、母ローザミスティカ）

スピーニディローザ（2017年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バラのとげ（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時14歳）と交配したローザミスティカが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月1日、連闘で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスパークジョイを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2020年）

1月19日、中4週で迎えた7戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた8戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた10戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月9日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/不良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

2020年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月24日、中5週で迎えた13戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のこうま座特別（大井ダート1400m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、ガンガンポイント貯まる楽天競馬賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた15戦目は、東京メガイルミ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のモリモリポイント貯まる楽天競馬賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、品川区水辺千本桜賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

2020年12月22日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。