アンチェイン（2000年生、母バンダムクミ）

アンチェイン（2000年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「鎖を解く」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時13歳）と交配したバンダムクミが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地7戦2勝、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月12日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のビコージャズをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2003年）

6月7日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた3戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

12月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のビコージャズを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

2月1日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部剛史騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

5歳（2005年）

1月23日、約12か月の休養明けで迎えた8戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月3日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A B（高知ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般A B（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、祝!間城さん就職で出発進行特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、リードを5馬身以上キープして、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、五月雨特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた15戦目は、一般B2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で明神繁正騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。