タガノファビュラス（1994年生、母ファビュラスクライム）

タガノファビュラス（1994年6月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時14歳）と交配したファビュラスクライムが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地39戦3勝。1998年の京都牝馬特別(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月9日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

3歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた7戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた8戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリソルを上がり4位タイの末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、K.チン騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1700m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヤンガースシチーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月27日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスピカランドをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月19日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月13日、中7週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中3週で迎えた19戦目は、洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

2月28日、中3週で迎えた21戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた24戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石山繁騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の天王寺特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西部日刊スポーツ杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石山繁騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた31戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた33戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（12戦2勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

1月30日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、5歳以上900万下の大島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（13戦2勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月21日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（14戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月21日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた39戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。