マロンティアラ（2005年生、母マロンハマナス）

マロンティアラ（2005年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝冠」。毛色は鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時9歳）と交配したマロンハマナスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、地方18戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月8日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクレイジーラブに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた4戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた5戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

12月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場勇人騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

4歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場勇人騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（7戦1勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月22日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月26日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた23戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5歳（2010年）

3月1日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた27戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた28戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた30戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月11日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のウエスタンホークに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた32戦目は、トゥインクルバースデー特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた33戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた34戦目は、こうま座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた35戦目は、うお座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた36戦目は、台東区特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。