イサチルカゼニタツ（2021年生、母ミラクルセイリング）

イサチルカゼニタツ（2021年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+風に立つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時18歳）と交配したミラクルセイリングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸節子。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

辻哲英厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月28日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、最後はユキノロイヤルと並んで3着同着となった。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

12月2日、中1週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3歳（2024年）

2月4日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイブラムスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月12日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

6月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月20日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゴールドアローンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2025年）

2月8日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

4月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの尾瀬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

7月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2025年10月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。