ヨシノジュピター（1996年生、母ムサシアンジェラ）

ヨシノジュピター（1996年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栃栗毛。種牡馬のフオーモサカウント（当時9歳）と交配したムサシアンジェラが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、地方31戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年のアラ系4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

青山高司厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1998年）

7月24日、デビュー戦は荒巻透騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は424kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で荒巻透騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で荒巻透騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で荒巻透騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、アラ系3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で荒巻透騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスチールエイジから半馬身差の2着となった。

3歳（1999年）

2月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた8戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着を確保した。

3月16日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた11戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホマレメガミに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月7日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で古川彰騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古川彰騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月29日、中4週で迎えた14戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で古川彰騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で古川彰騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で古川彰騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のセキフブキに3馬身の差をつけて優勝

9月16日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で古川彰騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた18戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で古川彰騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったマサキスピードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で古川彰騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のセキフブキに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月10日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で古川彰騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で古川彰騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は15戦連続で古川彰騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は16戦連続で古川彰騎手（15戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のキヨハタホーオンに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

4歳（2000年）

1月13日、中1週で迎えた24戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で古川彰騎手（16戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた25戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、ハヤテイナズマオーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた27戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は古川彰騎手（17戦4勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

11月22日、約8か月半の休み明けで迎えた29戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（18戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた30戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（19戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川彰騎手（20戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイムリープをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。