フロニイズライン（1997年生、母フロニイズダンサー）

フロニイズライン（1997年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のフィニッシュライン（当時9歳）と交配したフロニイズダンサーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、地方36戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の脊振賞(アラ系3歳)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、佐賀県馬主会によって367.5万円で落札された。

武藤敏明厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1999年）

6月20日、デビュー戦は永尾正則騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永尾正則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファストテイオーにクビ差交わされて2着となった。

8月2日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で永尾正則騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永尾正則騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で永尾正則騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイシノバンザイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で永尾正則騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

10月31日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永尾正則騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月28日、中3週で迎えた10戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永尾正則騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシルキーオーに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永尾正則騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3歳（2000年）

1月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で永尾正則騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

1月16日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で永尾正則騎手（11戦2勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で永尾正則騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

5月6日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で永尾正則騎手（13戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で永尾正則騎手（14戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で永尾正則騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 小雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

11月5日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（16戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永尾正則騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永尾正則騎手（18戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系4歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永尾正則騎手（19戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4歳（2001年）

1月2日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で永尾正則騎手（20戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で永尾正則騎手（21戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた25戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で永尾正則騎手（22戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で永尾正則騎手（23戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた27戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で永尾正則騎手（24戦2勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた28戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で永尾正則騎手（25戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた29戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で永尾正則騎手（26戦2勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月28日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた31戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月26日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた32戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフアインヒリユウを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた33戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた34戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東真市騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールドフライヤに交わされて1馬身差の2着となった。

10月17日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた36戦目は、岡元隆太騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。