セイカリズヴェリオ（2014年生、母セイカディーバ）

セイカリズヴェリオ（2014年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋覚醒する（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時17歳）と交配したセイカディーバが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若林順一。主な勝ち鞍は2017年の中村理容繁盛祈願特別(一般C3-3)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スガタ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月17日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

11月12日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

12月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の比江山史跡特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた5戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、2歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヴァニラエッセンスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2017年）

1月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトラストティールを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月25日、中0週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウマインボルトに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の新ショウガ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったオーバーラッキーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオーバーラッキーに2馬身半の差をつけて4勝目を収める

6月25日、中2週で迎えた13戦目は、リナ六本木卒業特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で宮川実騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、オニユリ特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた15戦目は、孫一記念特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（9戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったクイックスパイダーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月23日、連闘で迎えた16戦目は、中村理容繁盛祈願特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモマツカゼを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月18日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた18戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた19戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月20日、中4週で迎えた20戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。