ダンツウィニング（2005年生、母テーケーレディー）

ダンツウィニング（2005年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時15歳）と交配したテーケーレディーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）森牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。2008年の若葉ステークス(オープン)で2着に入った他、2008年のすみれステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上稔から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって525万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月11日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。馬体重は532kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキクノサリーレを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 雨/重）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテイエムチーターに1馬身半の差をつけて制した。

3月2日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したノットアローンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月30日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4歳（2009年）

4月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。