ヤマサラグランジュ（2005年生、母キョウエイアン）

ヤマサラグランジュ（2005年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時16歳）と交配したキョウエイアンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地21戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田スタッドから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月16日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

7月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のショウグンリーダーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中4週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

10月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4歳（2009年）

4月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

6月21日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

12月26日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5歳（2010年）

2月13日、中6週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月14日、中8週で迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のチェアユーアップを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月3日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

12月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6歳（2011年）

3月6日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。