ペイシャイシュタル（2019年生、母イシュタルキャスト）

ペイシャイシュタル（2019年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したイシュタルキャストが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

畑端省吾厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月30日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は486kg。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

11月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したカフジテトラゴンを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月5日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったマテンロウアイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスプラウティングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

5月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田大和騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のデアリングヒューズに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた9戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。