ドルフィンストリート（1990年生、母Or Vision）

ドルフィンストリート（1990年2月27日）は、フランスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のBluebird（当時6歳）と交配したOr Visionが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、海外10戦5勝。1993年のフォレ賞(仏・G1)に勝利した他、1994年のジュライカップステークス(英・G1)で2着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞3勝を挙げた。

経歴

2歳（1992年）

11月23日、C.アスムッセン騎手を鞍上に据えて、3頭立てのレースに臨んだ。3着に敗れた。

3歳（1993年）

4月16日、鞍上は2戦連続でC.アスムッセン騎手（1戦0勝）。3頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のWay Westに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、ベナゼレネン（ドイツ・バーデン＝バーデン芝1200m）に出走。鞍上は3戦連続でC.アスムッセン騎手（2戦1勝）。4頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のNight Melody Iに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月17日、K.ダーレイ騎手を鞍上に迎えて、G3のコークアンドオラリーステークス（イギリス・アスコット芝1207m）に出走。重賞競走への出走は初となった。19頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月8日、G3のベルリン大賞（ドイツ・ホッペガルテン芝1300m）に出走。鞍上はC.アスムッセン騎手（3戦2勝）。10頭立てのレースに臨んだ。5着に敗れた。

9月16日、鞍上は2戦連続でC.アスムッセン騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のVolerisに2馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手にした。

10月10日、G1のフォレ賞（フランス・ロンシャン芝1400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.アスムッセン騎手（5戦3勝）。5頭立ての2番人気でレースに臨んだ。最後は、2着のスキーパラダイスをアタマ差制してG1初挑戦初制覇を達成した。

4歳（1994年）

4月23日、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.アスムッセン騎手（6戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月15日、E.サンマルタン騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月7日、G1のジュライカップステークス（イギリス・ニューマケット (ジュライコース)芝1207m）に出走。鞍上はC.アスムッセン騎手（7戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったOwingtonからアタマ差の2着となった。

7月31日、G.モッセ騎手を鞍上に迎えて、G2のモーリス・ド・ゲスト賞（フランス・ドーヴィル芝1300m）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のCatrailを短アタマ差制して3つ目の重賞タイトルを獲得した。