グリモワール（2019年生、母ケイアイメルヘン）

Grimoire

2019.02.19

グリモワール（2019年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魔法の書物(仏)。魔法のようなわくわく感をともに感じたい」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したケイアイメルヘンが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はリコーファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月6日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオニキス賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサバンナチャンスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月27日、中6週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アポロファントムに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた4戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のボムブラストをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月30日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた6戦目は、C1二3歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

4歳（2023年）

5月5日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスタローンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったベラジオホープに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず3着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた13戦目は、ひまわりの里佐用町おさよん特別（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャチャヒメをハナ差だけ差し切って3勝目をゲットした。

10月15日、中4週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5歳（2024年）

1月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた16戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

8月31日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス ニュージーランド賞（札幌ダート1000m 雨/重）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月29日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

2022年9月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。