タイキエレイン（2008年生、母スイートルーム）

タイキエレイン（2008年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋アーサー王物語に登場する女性名」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時9歳）と交配したスイートルームが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ビクトリーホースランチ。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のあざみ賞(C1)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は430kg。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

12月25日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい17着に敗れた。

3歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

8月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

11月4日、中8週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた8戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でA.ムンロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2012年）

2月17日、中6週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた14戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた15戦目は、燕のイケメソさのけゐ結婚記念（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、すもも賞（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したアツヒメイナリを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C1二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したプレシャスエリーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた18戦目は、あざみ賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイネルインゼルに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、おしろいばな賞（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた21戦目は、JAグループ兵庫兵庫米特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく最後はウインドプレンティと並んで5着同着となった。

11月2日、中2週で迎えた22戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。