グランアンス（2013年生、母サイレントベッド）

グランアンス（2013年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「セーシェル共和国にある世界一美しいといわれるビーチの名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時10歳）と交配したサイレントベッドが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の一般C33(牝)。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月27日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では末脚が冴えず17着に終わった。

9月17日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

11月7日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C30（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の一般C32（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の一般C27（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の一般C33（笠松ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のホワイトドロップに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2017年）

1月12日、中1週で迎えた7戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、グラス最強記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい4着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた11戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ハイクラスバイオにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジェミナに交わされて2馬身差の2着となった。

4月24日、中2週で迎えた14戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。