ワンブランチ（2021年生、母ナル）

One Branch

2021.03.15

ワンブランチ（2021年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「一つの枝」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時15歳）と交配したナルが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

上原佑紀厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

7月2日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のライフセービングをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

11月5日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの百日草特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2024年）

2月25日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのデイジー賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月6日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの恵山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンジェンマを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

7月13日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマイを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。