ギャンブルルーム（2021年生、母シャンデリアハウス）

ギャンブルルーム（2021年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリス、V&A博物館にあるシャンデリアが目を惹く空間」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時11歳）と交配したシャンデリアハウスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の札幌2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

6月25日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は492kg。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーミンデザインに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中9週で迎えた2戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

3歳（2024年）

3月3日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナイトスラッガーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月4日、中8週で迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月27日、中7週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したホウオウプロサンゲを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月7日、中5週で迎えた10戦目は、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグランアルティスタに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2025年）

2月8日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月30日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの観月橋ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月15日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

11月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。