スカーレットクロス（2022年生、母ネオヴェリーベリー）

スカーレットクロス（2022年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「緋色+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時17歳）と交配したネオヴェリーベリーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンユウフアーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C2一。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

8月17日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

9月29日、中5週で迎えた2戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石神深道騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

3歳（2025年）

2月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた8戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったモリオンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩本怜騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のいわて北緯40度八幡平市賞（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩本怜騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩本怜騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ミキノバカラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩本怜騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月16日、連闘で迎えた15戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岩本怜騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したブラックレーションにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で岩本怜騎手（8戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディルブランドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岩本怜騎手（9戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったルジュウェールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、ガーベラ賞（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岩本怜騎手（10戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、イギリス海岸賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岩本怜騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンデュエラーを鬼脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。