ヴァシリーサ（2012年生、母ペンカナプリンセス）

ヴァシリーサ（2012年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女王（ギリシャ語）。競馬界の女王を目指してほしいとの願いをこめて」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時11歳）と交配したペンカナプリンセスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

6月27日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月16日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミスタービンに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。