レイナデアルシーラ（2022年生、母アンデスクイーン）

レイナデアルシーラ（2022年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「クレーの女王(西)。母名と父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のナダル（当時5歳）と交配したアンデスクイーンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月3日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月13日、中9週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マテンロウブレイブに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、中2週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のショウナンカゼルタに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月23日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3歳（2025年）

3月8日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた6戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ゲッティヴィラに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

6月28日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口貫太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハイウェイスターに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの熊本城特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田口貫太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジューンエオスに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

10月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田口貫太騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のパルクリチュードを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、G3のみやこステークス（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田口貫太騎手（5戦3勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。