デュプレスパンク（1997年生、母エーエスファースト）

デュプレスパンク（1997年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時8歳）と交配したエーエスファーストが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）諏訪牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着1回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、諏訪牧場から「八戸市場サラブレッド2歳」に上場され、斉藤敏博によって997.5万円で落札された。

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

8月5日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

8月27日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のアイランドフッカツを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

9月16日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

4歳（2001年）

3月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた7戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず最後はマルタカクラフティと並んで7着同着となった。

4月30日、連闘で迎えた8戦目は、信濃川特別（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月13日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサクラアカネオーを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

5月26日、中1週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラアカネオーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月16日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた16戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

11月18日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

12月22日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石神深一騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5歳（2002年）

1月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田嶋翔騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石神深一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月10日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた24戦目は、ファンタスティックステッキ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月22日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下の羽鳥湖特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6歳（2003年）

1月24日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた33戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた34戦目は、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

3月24日、中6週で迎えた35戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

4月3日、中0週で迎えた36戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

4月11日、連闘で迎えた37戦目は、爽春特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた38戦目は、沖野耕二騎手を鞍上に迎えて、立夏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、緑風賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沖野耕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月5日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた40戦目は、麻綿原特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で沖野耕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ヤマユリ特別（宇都宮ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。