ラインビーナス（1993年生、母マイアスナロ）

ラインビーナス（1993年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は青鹿毛。種牡馬のリュウズイショウ（当時12歳）と交配したマイアスナロが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大柳ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦はL.クロップ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.クロップ騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続でL.クロップ騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でL.クロップ騎手（3戦0勝）。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着を確保した。

10月21日、中6週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた6戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフサイチスズランに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は石山繁騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。